小５　国語　知らず知らず覚えるということ

先週・先々週の月曜日は祝日・振休だったために、ONEの授業はお休みでした。本日月曜日の授業は３週間ぶりということになります。

前回までの授業では、地球温暖化に関する文章を読むために必要となる知識を学んできました。
「地球温暖化とはどのような現象か？」・「地球温暖化の原因物質は何か？」・「原因物質が20世紀に急激に増えたのはなぜか？」・「温暖化に対して、どのようなことが語られているか？」……といったようなテーマにつき、説明を聞き、またその基本的な知識をまとめた文章を読むことを通じて、温暖化についての認識を深めてもらいました。

今回の授業では、授業の間隔が空いたこともあり、前回の内容をかなり忘れているだろうという前提で授業を始めましたが、予想していたよりも前回までの内容をしっかりと覚えていてくれました。社会の知識のように、覚えようと思って覚えた知識ではなく、話を聞き、文章を読む中で知らず知らず覚えてしまった知識というものは忘れにくいものです。
国語における知識は、社会の知識と違い、それが直接的にテストで問われるわけではなく、文章を読むときの土台となるべきものです。したがって、ただ単に覚えるというよりは、しっかりと意味を理解した上で頭の中に入っていなければなりません。多くの生徒がその形で知識を習得してくれていました。

本日の授業でも、前回までの内容を確認し、少しでもあいまいなところがあればそれについて補足説明を加え、さらに基本知識をまとめた文章を読んで、定着を図るということを繰り返しました。ここで得た知識を足掛かりにして、次回以後、あらたな文章を読んでいってもらおうと考えています。