2025年1月1日
小4の算数では、6月から繰り返しの規則性の問題を扱っています。
5月には割り算の筆算の練習をしました。筆算を習ったばかりの小学生にとって、無意識のうちに計算そのものが目的となってしまうのは仕方がないことです。しかし、本来、計算は求めたい数があるから行うものであって、計算をしてそれで終わりではなく、計算した結果を読み取る必要があります。
繰り返しの規則性の問題では解く過程で割り算を利用します。このときに、計算した結果を読み取ってもらうために、割り算の商と余りがそれぞれ何を意味するのかを、日本語で記述してもらっています。これは、自分が何のために計算をしたのかを考えるきっかけになります。
結果として答えが間違っていたとしても、自分なりに考えていて、考えが十分に至らないがゆえに答えに到達していないのであれば、それは今後につながる意味のある行動です。教える側が結果を早く求めてしまうと、習ったことを再現するために機械的に計算をする癖がついてしまい、自分から考えることができなくなってしまう可能性が高くなります。そうならないように、答えを出す過程を大事にしていきたいと思っております。