2024年12月20日
前回の記事に書いた通り、本日の授業では、工業地帯と工業地域に関するテストを行いました。
工業地帯に関しては二度目だということもあり、ほぼ完璧にできている生徒が大半でした。工業地域については、完璧あるいはほぼ完璧にできていた生徒が半数ほど。あとの半数の生徒は出来が思わしくありませんでした。試験範囲を間違えたという生徒が1名、さぼってしまったという生徒が1名いましたが、次回はこのようなことがないように注意を与えました。「覚えたつもりだったけれどできなかった」という生徒が3~4人いたので、覚えたかどうかのチェックをするよう助言しました。そして、チェックの必要性を実感してもらうために、暗記すべき内容につき授業中に覚える時間を与え、その場で覚えているかどうかをテストするということをしました。
今回の授業のテーマは「公害」です。公害に関して最も重要な知識は「四大公害病」に関する事項です。公害病の名前、発生した地域、原因となった物質、主な症状などについて覚えることです。
病名 | 発生地域 | 原因物質 | 主な症状 |
水俣病 | 熊本県水俣湾周辺 | メチル水銀 | 手足の障害、視覚・聴覚の障害 |
第二水俣病 | 新潟阿賀野川流域 | メチル水銀 | 手足の障害、視覚・聴覚の障害 |
イタイイタイ病 | 富山県神通川流域 | カドミウム | 骨の軟化、全身の激しい痛み |
四日市ぜんそく | 三重県四日市市周辺 | 亜硫酸ガス | 眼の痛み、激しい咳、呼吸困難 |
上記の表に書かれた内容につき、5分ほど時間を与え、その場で覚えてもらいました。
プリントを配り、覚えたと思った人からプリントをやって提出するよう指示をしました。プリントには主な症状だけが書かれていて、病名・発生地域・原因物質を記入してもらいました。
覚えたと思っていざプリントを始めてみると、パーフェクトにできる生徒がいる一方で、「覚えたつもり」があてにならないことに気づく生徒もいます。チェックの必要性を実感できたと思います。次週の授業でテストを行うので、完璧に覚えてくるように指示を出しました。覚えるための行動を少しずつ修正していってもらいます。