2025年9月11日
5年生の後半から6年生の序盤にかけて、転塾のご相談に来られる方が多くなります。現在通っている塾に対して明確な不安を感じて塾探しを始める方もいらっしゃいますし、”漠然とした不安”を感じてご相談に来られる方もいらっしゃいます。
漠然とした不安を感じている場合には、まず具体的な不安の原因を整理して書き出すことをおすすめしています。たとえば、
・特定の科目の成績
・クラスの上下
・宿題や課題への取り組み状況
・学習内容の定着度
などが挙げられます。
これらの不安は、一見「本人が真剣に学習すれば解決する」と思われがちです。しかし、その“当たり前の解決法”が容易ではないことは、保護者の皆様もよくご存知だと思います。これは、「本人が真剣に学習すれば解決する」というのは、実際には“解決法”とは言えないからです。
そこで、保護者の方が意識していただきたいのは、『本人が真剣に学習するようになるにはどうすればよいか』ということです。そのためには、次の3つのステップが必要です。
1.現在、どのような“問題”があるのかを把握する =「現在の塾の状況を見直す」
2.どのような解決法があるのかを探る =「塾を比較・検討する」
3.どの解決法を選ぶのかを決定する =「新しい塾への入塾を判断する」
また、漠然とした不安を抱えている場合、「何を解決すべき問題とするか」が明確になっていないことも少なくありません。学習相談では、この「解決すべき問題」を明らかにすることを第一の目的としています。
「他塾生の学習・転塾相談について②」に続きます。続きは近日中にアップします。