6年生の方には、9月7日(日)に「合不合判定テスト」を受験していただきます。
例年、9月から12月の間に4回、模試を受けていただいています。ONEにおいて模試を受験する意味・意図は、他塾とは大きく異なります。
他塾では、模試を「受験における合否の指標」として利用しているケースが一般的です。しかし、ONEでは「模試の結果で入試の合否を予測することはできない」と考えています。
模試を受けることの意味については、入試報告会や面談等でお話しさせていただいております。また、「結果については気にしないでください」と繰り返しお伝えしていますが、実際に模試を受け始めると、結果を見てあれこれと心配になってしまうことも少なくないかもしれません。
そこで、今回の記事では「模試(合否判定テスト)」について改めてお伝えいたします。
【模試は対象者不在のテスト】
入試問題は、学校ごとに難易度が異なるだけでなく、同じ難易度の学校でも、問われる内容の方向性や問題量などにさまざまな違いがあります。この背景を踏まえると、模試ではさまざまな難易度の問題、多様性に富んだ問題を出題しなくてはなりません。しかし、問題数の制限がある以上、対応することは不可能なのです。実際に作成された模試は、なるべく満遍なく網羅しようとしているが、逆に意味をなさないテストになってしまっているというのが正直な感想です。もし、模試を作成するなら、最低でも各科目4~5種類のターゲットに合わせてテストの作成が必要になると思います。こうなってしまうと、コストがかかりすぎて現実的ではなくなってしまうのです。正直なところ、ONEのスタッフには、現在の外部模試がどの層をターゲットにしているのかは分かりかねます。
模試の問題には、次のような傾向が見られます:
実際の出題された問題を使って具体的に出題内容を分析することもできますが、諸事情により詳細な分析は控えさせていただきます。
外部テストがこうした特性を持つことは、ある意味で仕方のないことです。だからこそ、この特性を理解した上でテストに臨み、結果を受け取ることが大切だと考えています。 長くなりましたので、続きは改めて別の記事にてご紹介させていただきます。