2025年3月30日
社会の授業で学習した内容(知識)は、「社会トレーニング」という宿題をやることで定着を図っています。
毎回の授業で学習した内容は、授業時にまず一度覚えてもらいます。そして、家庭で「社会トレーニング」を解き、その際に「思い出す」ということをしてもらいます。この段階で忘れてしまっていても問題はありません。
忘れていると言っても、一度覚えてもらったものなので「あれっ、何だったっけ?」というような状況になっていることがほとんどです。そして、次に塾に来た日に答えを確認したときに「ああ、そうだった」と悔しい思いをするいうことになります。
「忘れた」ということは一度覚えたということで、「覚えていない」とは違うのです。忘れたら、悔しさを感じる。その悔しさが記憶を確かなものにすることにプラスに作用します。忘れたことを責めると、「覚えること」に対して「嫌い」・「苦手」という意識を持ってしまい、覚えることに前向きに取り組まなくなってしまう可能性があります。「忘れる」ことは悪いことではなく、むしろ覚える過程には必ずついてくるものだと考えていただければと思います。