今週も2種のテストを行っています。
① 都道府県&都道府県庁所在地テストについては、全員点数が伸びています。みな集中して取り組んでいます。
ここで注意しなければならないことは、ほかの人と比べて、自分は記憶が苦手だなどと思い込んでしまうことです。比べるのは、ほかの人の得点ではなく、前回までの自分の得点です。
前回よりも得点が伸びたか? 伸びていないとすれば、なぜなのか? 点数が伸びなかったときは、その理由を考え、覚えるときの行動、テスト時の取り組みに修正を加えていくことが重要です。覚えることできない理由の一つとして,「思い出すことができればよい」という意識で取り組んでいるということがあります。九九のように2×3と言われれば意識しなくても6が思い浮かぶようになること,覚えるときにこの状態を目標に置く必要があります。意識を変えるために,都道府県&都道府県庁所在地テストを繰り返させていただきます。
② 授業のチェックテストについては、今週も3種類のテストを行いました。
A 稲作のさかんな地域(テスト出題は4回目)
B コメのできるまでの過程と食糧管理制度と減反政策(テスト出題は3回目)
C 野菜の促成栽培と抑制栽培(テスト出題は2回目)
Aについては、ほぼ全員がパーフェクトにできていました。忘れてしまっていたお子様には再度覚え直した上で,自分で覚えられたどうかを確認するように確認のためのプリントを渡しました。「なんとなく覚えた」では不十分で,覚えるまでにどこまでやればよいかを知ってもらうことが,1つの目標になります。
B・Cについては、用語をひらがなで表現することをができても,漢字で書けなかったお子様が数名いらっしゃいました。前回の授業の説明を記憶にとどめることはできていましたが、漢字については「覚えた」という判断がまだ甘かったということです。漢字で書けないと覚えたことにならないという意識を持つように指導していきます。しばらくは同じテストを繰り返すことが多くなりますが、「覚えた」という判断を的確にできるようにすることが目的です。
新しい内容としては、果物の生産地と工芸作物について覚えてもらいました。今回の内容は,理屈はなく単純な記憶になります。記憶についてはお子様によって,単純な記憶の方が得意な方と,理屈があった方が覚えやすい方など,特性があります。覚えるのに苦戦するようであれば,特性に合った方法を指示できればと考えています。
なお、ONEでは、知識問題のテストをする際に、テスト当日、授業の開始前の時間に教室でプリントやノートを見直すということを禁止しています。それでできても一時記憶で正解できたにすぎず、知識として定着したことにはならないからです。テストの点数を取ることが目的ではなく、テストを使って記憶の精度や記憶の仕方のレベルを上げることが目的ですので、テスト当日、塾に来る直前に(たとえば来る途中の車の中で)勉強するということも、できれば避けていただければと存じます。
次週3月20日は祝日で社会の授業はお休みになります。2週間の間隔をおくことで,記憶を定着させられるのか,それとも忘れてしまうのか,お子様の状況を確認して,必要があれば修正していきたいと思います。