2025年6月27日
5年生は、AコースとBコースに分けて授業を行っています。
「Bコース」
授業中の能動的な姿勢が要求されます。「授業で習う=道具を与えられた」にすぎません。与えられた道具を「問題を解くための道具」として認識し、自在に使いこなしてもらう必要があります。答えを出すことを目的としていません。答えを出すまでの考え方や表現方法を目的とすることで、能動的になっていきます。このような授業形式となりますので、抽象的な内容も多く含まれていきます。
「Aコース」
まずは、授業で習った内容を丁寧に確実に覚えてもらいます。Bコースで必要な道具がまだ十分に習熟されていない状態を、丁寧に習熟してもらうことが目的となります。習熟が完成した段階で、時期は遅くなりますが、Bコースと同様の内容を扱います。
ここで言う「習熟」とは、各コースの授業を受けるのに十分な基本知識があるかどうかとなります。この習熟が低いまま授業を受けると時間の無駄遣いになってしまいます。Bコースで受講するより、Aコースで丁寧に習熟がされる方が将来的に得をする場合が多いです。
6年生になったとき、授業についていけないことは受験にとって大きな損失になります。5年生の段階で焦ることなく、基礎・基本を、時間をかけ丁寧に習熟していくことが重要だと感じていただけたら幸いです。
(算数科:池田)