2024年12月9日
小学5年生の冬期講習では「分数の割り算」と,平常授業で学んでいた「速さ」の続きを扱っています。
分数の掛け算について,繰り返し練習をしてきましたので,「分数の割り算」については皆さんすぐに問題なくできるようになりました。分数の計算は,当たり前のものとしてできるようにしておく必要がありますので,今後も確認は続けていきます。
「速さ」については次の例題のような問題を扱っています。
例題
(1)ある距離をAは40m/分で、Bは60m/分で進みます。このときの所要時間の差は20分です。ある距離は何mですか。
(2)Aは40m/分で、Bは60m/分で同じ時間だけ進みました。このときの進んだ距離の差は200mです。2人が進んだ時間は何分間ですか。
速さについて問題になるのは「速さ」「時間」「距離」の3項目です。このうち、例題のような問題について,どの条件が2人にとって「同一」であるか、を見つけだした上で,それが「同一」であることを利用してどう考えていくか,を練習しています。ここでは形式的に式に数字を当てはめて計算をするのではなく,問題文からどのような状況かを読み取って,必要なことを一つ一つ考えながら進むように指導しています。このテーマを利用して,比を使って考えることに慣れておくことが,今後の学習を進める上で重要な意味を持ちます。単に答えを出すだけにとどまらないように,繰り返し時間をかけて扱っています。
今回の冬期講習の前半で扱った2つの内容は,どちらも重要なテーマですので,欠席したお子様も含めて,冬期講習の後半の授業時間だけでなく,授業の前後の時間なども使って確認させていただきます。