小４算数　授業報告　夏期講習前半

小学４年生の夏期講習の前半では，小数の掛け算を繰り返し練習してもらいました。小数の掛け算については小数点をどの位置につけるのかを形式的に覚えてもらうことが第一です。

整数の掛け算では２×３＝６で２が６になるように，多くの場合，掛け算をすることで数は大きくなります。しかし，小数を掛けると２×0.5＝１で２が１になるように，元の数よりも答えの数が小さくなってしまうことがあります。お子様によってはこのことに違和感を持つことがありますので，この点についても説明しました。

小数の掛け算については，全員ができるようになりました。夏期講習の後半でも正しく計算することができるかどうか確認を続けていきます。

小数の掛け算とともに単位換算の練習もしてもらいました。単位換算については，整数のみを扱っているうちは感覚的に理解ができるため問題はありませんが，小数が入ってくると混乱することがあります。これは小数にまだ慣れていないことによるものです。単位換算を通じて，たとえば0.5ｍという長さがどのようなものかを50㎝と比較するなどして，小数について慣れてもらうことで解決していくことになります。当たり前に扱えるようになるまで、こういった練習を繰り返し行っていきます。