小4の授業では、前半にさまざまなトレーニングを実施しています。
計算練習、記憶練習、国語エクササイズ、パズル……などです。これらの練習プリントを行う際に「文字をていねいに書くように」と毎週繰り返し言っています。言われた直後は全員がていねいな文字を書けるのですが、考えることに集中したり、プリントを早く終わらせようとしたりすると、知らず知らずのうちに文字表記が雑になってしまうお子様もいらっしゃいます。
「ていねいに」ということを意識している際は読みやすい文字が書けるのですが、無意識になるとどうしても雑になってしまうということです。これは誰にも共通することではありますが、無意識に書いた文字がはっきりと判読できるもので、文字を見た他の人に不快な印象を与えないのであれば問題はありません。
現時点で無意識に書いた文字が許容される程度を超えてしまうお子様も数名いらっしゃいますので、本日は、授業の冒頭にひらがなの練習をしました。
上のプリントを配付し、まずは書かれてある文字をなぞってもらい、その後に下の部分に手本を参考にしながら自分で字を書いてもらいました。手の動きをスムーズにすること、ていねいな文字のイメージをもってもらうことを目的としています。みな、しっかりと文字をなぞり、ていねいな文字を書いていました。
その後、通常通り、さまざまなトレーニング用プリントに取り組んでもらったのですが、これまでに比べ、文字がていねいになっているお子様が多くいました。「今日はていねいな字が書けている人が多い」ということを指摘すると、「文字の練習を最初にやったせいかな?」と言っていたお子様がいらっしゃいました。
文字練習をしたことで、手の動きがよくなったこともあるでしょうが、文字練習をしたことで、文字をていねいに書こうという意識がいつもよりも持続したということだと思います。さほど時間のかかるものではないので、しばらくこの文字練習を継続していきます。