小４算数　授業報告　3月6日　アルゴ

今週の算数の授業では，授業の最後に「アルゴ」というゲームを使って考える練習をしてもらいました。

「アルゴ」は0～11までの白黒それぞれ12枚、計24枚のカードを使い、並べ方のルールを踏まえて、伏せられた相手のカードを推理するというゲームです。
詳しいルールはこちらをご覧ください。
(アルゴ公式ホームページ)
http://www.sansu-olympic.gr.jp/algo/

「考える練習であれば算数の問題を使えばよいのではないか？」と思われるかもしれません。一見すると遊びのように感じる「アルゴ」を使うことにはもちろん理由があります。受験という目標に対してまだ明確な意識がない4年生の段階では、たとえば問題を与えられた際に、自分が気持ちよく解けている間はいいのですが、行き詰まったときなどに目的を見いだすことができなくなり、「解かなければならない」・「考えなければならない」という消極的な気持ちになってしまいがちです。「アルゴ」というゲームで「勝つ」という明確な目標を据えることで、「考えなければならない」という消極的な姿勢ではなく、「ゲームに勝つために考える」という目的を持った積極的な姿勢で自然と行動とることができるようになります。このような積極的な形での行動を経験してもらうために「アルゴ」を使用しています。

一見遊びのように思えることでも、意図を持って行うことで、自発的に勉強をするモチベーションに繋げることができます。

まだ，ゲームのルールを覚えたばかりであり，「どうすれば勝てるのか」について，何をしていいのかわからない部分もあると思います。継続して取り組むことで，今まできなかったことができるようになっていく過程を体験してもらいたいと思っています。今後も合間の時間を利用して「アルゴ」にも取り組んでもらおうと思います。