2024年12月6日
今週も引き続き,割り算の筆算を扱っています。
割り算の筆算は,掛け算や引き算を含んでいて動作そのものが複雑になっています。それだけでも身に着けるのに手間がかかるのですが,それにとどまらず,例えば40÷7を考えるときに7×5=35は40より小さく,7×6=42より大きいことを確認した上で,商として5を立てるといった,商の見当をつける動作が不可欠になります。この商の見当をつけるという動作は,お子様にとってここで初めて体験するもので慣れるまでに時間がかかります。
九九の範囲であれば,覚えている九九を使って必要な商を探すことができるのですが,九九の範囲を超えると,掛け算を繰り返して商を探しながら進むことになります。初学のものにとってかなり面倒な動作ですので,割り算の手順を覚えた後に,それとは別に商の見当をつけるための練習が必要になります。
商の見当をつけるための練習の準備として,九九の範囲で考えることができる割り算について,繰り返し筆算の練習をしてもらっている段階です。
今週も授業の最後の時間を使ってアルゴで対戦をしてもらいました(授業でアルゴをとり上げる理由についてはこちらをご参照ください)。ゲームに慣れてきたら,どう考えると勝てるかについても少しずつ説明していく予定です。