だいぶお子様たちも教室に慣れてきたようです。
授業開始前、早めに登塾したお子様たちの中に、教室の棚に置いてあった立体四目パズルに興味を持ったお子様がいましたので、簡単にルールを説明した後にやってもらいました。
ONEの4年生の教室にはお子様が遊びの中で知らず知らずのうちに勉強の土台になる能力を伸ばせるようなパズルやゲーム(将棋やオセロ)、興味を持って読めるようなマンガなどが置かれています。4年生のうちは、こういったものに積極的に触れることには大きな意味があります。早めに登塾されたときは、自由に取り組んでくれればと存じます。
本日は後半の授業で『ハーメルンの笛吹き男』を読んでもらいました。
この作品は「ドイツの街ハーメルンにおいて1284年6月26日に起きたとされる出来事についての伝承」をもとにした物語です。
文章を読み始める前に「これは実話をもとにしたお話だ」ということを伝え、それを踏まえたうえで読んでもらいました。
いったいどこまでが真実で、どこからが創作なのか? 子供たちはどこに行ってしまったのか?
お子様たちは、お話の不思議さに興味を持ち、いったいどういうことなんだろうと考えていました。
この時期には、文章を楽しんで読むということが非常に重要です。お子様が文章を読むことに対してマイナス感情を持ってしまうことは、国語学習において極力避けなければいけないことです。難度の高い文章を悪戦苦闘しながら読み進めるというようなことも、いずれ必要になりますが、それは文章を読むことに対してプラスの感情を持ってからのこと。受験のための勉強だからといって、ふだん読書をしないお子様に難度の高い文章を与えるというようなことは避けなければいけないことだと考えます。
しばらくの間は、お子様が興味を持って楽しく読める文章を中心に扱い、読むことに対する前向きな姿勢を作っていきます。