新4年生の授業は本日が一回目でした。
ONEには小3生のクラスはありませんので、小4の2月は体験生のみのスタートとなります。
授業の前半では、科目の枠にとらわれず、さまざまな目的を持ったパズルやトレーニングを行います。集中力・観察力・論理性・注意力・計算力などの、学習を進めていく上で必要となるさまざまな力を鍛えることを目的にしています。これは今後、受験勉強を行っていく際に必要となる基礎体力をつける訓練になります。
今回の授業では、計算練習、パズル,国語エクササイズ、記憶練習などをやってもらっていました。
小学4年生の算数の大きなテーマの一つに、「四則演算の習熟」があります。どんなに内容が理解できていても,計算ができなければ入試では得点につながりませんし,計算のやり方についていちいちそこで立ち止まって考えなければならない状態だと、新しい概念を習得することに集中できません。そうならないように、4年生の間に四則演算についてはスムーズにできるようにしておく必要があり、そのために繰り返し練習をしてもらっています。計算については,やり方が身についていれば、暗算でも筆算でも問題はありませんが、暗算をしようとして時間がかかってしまっている生徒には筆算でやるように指示しています。
パズルについては、書かれている情報の中から、自分が使える情報を能動的に選択してもらう練習をしてもらっています。決まった解き方に当てはめるのではなく,自分が必要な情報は何か,どこからそれを得ることができるか,問題を解くために必要なアプローチの方法を身につけてもらっています。
国語エクササイズと記憶練習については,また,別の機会に述べさせてもらいます。
授業の後半では,碁石を正方形に並べる問題を素材にして,自分で図を書いて,その図を観察して考えることをやってもらいました。算数で使う図においては,図を描くことが目的ではなく,図を観察して考えることが目的になります。初めは難しいかもしれませんが,時間をかけてこういったことにも少しずつ慣れていってもらいます。