算数では4年生の時期から引き続き,「計算トレーニング」という宿題を出していきます。4年生の間は週に3日のペースでしたが,5年生からは週に6日のペースになります。
「計算トレーニング」( 以下「計トレ」と略します) を宿題として出す目的は、
・やるべきことを期限内に意味のある形で終わらせるという意識を作ること
・勉強する習慣を作ること
・話を聞いて指示に従って行動できるようにすること
の3つです。
受験勉強においては、学習内容を理解することはもちろん必要ですが、その前段階としてしっかりとした学習姿勢を作ることが大切であるとONEでは考えています。受験学年である6年生になるまでに勉強に対する意識を変えてもらうための道具の一つとして計トレを活用しています。
計トレを具体的にどのように進めていくかについては、5年生の初回の授業で指示しました。指示に従った行動が取れているかどうかを毎回チェックしていきます。
計トレはページごとにやるべき日付が書いてあります。指定された日付に指定されたページの問題を解くことに意味がありますので、その日の分が終わってまだ時間があったとしても、先の日付の分についてはやらせないで下さい。また、体調不良などやむを得ない理由でできなかった場合には、その分についてはやらなくて良いと指示をしています。
やらなかった日があったとしても、学習の上で必要な内容については繰り返し出てきますので、ご安心ください。
学年の変わり目の時期には、お子様の勉強に対する意識を一段階高めることが非常に重要になります。お子様が宿題をやってこない、あるいは指示に従って進められないという場合には、授業後に残って宿題をやってもらうなど、行動を改善するためのアプローチをかけさせていただければと存じます。お子様には負担をかけることになりますが、今後の学習において必要な意味のあることですので、ご理解いただければと思います。