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スタッフに緊急の用事が発生したため、昨日の理科・社会の授業については、急遽、社会の授業を通しで実施させていただきました。次週は理科の授業を通しで行う予定です。
本日も授業の最初に「年号チャレンジ(詳細はこちら)」を実施しました。記録が少しずつ伸びているお子様もいらっしゃいますし、三歩進んで二歩下がるといった感じになっているお子様もいらっしゃいます。どうやったら覚えられるかというコツをつかむまでは試行錯誤しながらになります。年号チャレンジを始めたころに比べ、声に出して覚えているお子様が増えてきました。「音で覚える」というのは、非常に重要なことです。また、ノートを使って書いて覚えるということをしている方も増えてきました。この二つを組み合わせて覚えようとしているお子様が多数を占めています。これを継続していくよう、声がけをしていきます。
授業のチェックテストに関しては、旧石器時代から古墳時代にかけての内容に関するテストを実施しました。しっかりと準備をしてきたお子様が多く、高得点をとることができていましたが、テストがあることを直前まで忘れていて、慌てて準備をしたお子様は、半分ほどしか覚えられていませんでした。悔しい思いをしたと思いますので、それが次回の行動の変化につながるかどうかを見守りたいと思います。また、文字表記が雑なお子様は正しく漢字を覚えることができていませんでした。歴史の学習においては、小学校の配当漢字と関係なく、難しい漢字を数多く覚えなければなりません。その際、しっかりと漢字の形を確認しないで殴り書きしていると、間違って覚えてしまいがちです。文字表記を丁寧に行うことについては、科目を問わず繰り返しお子様たちに注意喚起をしていきます。
授業の方では、飛鳥時代から鎌倉時代までの大まかな流れを一気に学習しました。ここで説明した内容は、受験問題に対応できるレベルではありませんが、まずは大まかなポイントを押さえた上で、その後に細かい内容の学習をしていきます。これは昨年度から採用している方法ですが、この方が知識を定着させやすく、また時間も短縮することが可能です。実際、現6年生は例年より一か月以上早く歴史の一通りの学習を終え、記憶の精度も高くなっています。現5年生にも同じ形で学習を進めてまいります。
覚えるべき内容についてはプリントを配付し、次回の授業時にテストを実施する旨を告知しました。しっかりと準備をしてきていただければと思います。これについて保護者の方がお子様に対して繰り返し声掛けをするというようなことは必要ありません。さぼってしまって、次回の授業時に点数が取れず、後悔や恥ずかしさなどを感じてもらえれば、それが次からの行動の改善につながっています。保護者の方が声掛けをすれば、テストでは「事なきを得る」かもしれませんが、行動の変革はありません。「転ばぬ先の杖」を自分でつけるようになるよう、見守っていただければと存じます。