最初に入った塾がご家庭の方針やお子様の特性にあっていて、最後までその塾で学習を続け、合格を勝ち取ることができるというのは、中学受験の最も理想的な形かもしれません。
しかしながら、「最初に入った塾がご家庭の方針やお子様の特性にあっていて……」とならないことは珍しくありません。
ONEにも他塾から転塾してくる方は少なからずいらっしゃいます。
転塾の理由は、「授業の進度が速く、学習のペースが合わない」・「宿題が多すぎてこなすことができず、消化不良になっている」・「わからないことについて適切なフォローがない」など様々です。
入塾してから、塾の指導が子供に合わないのではないかと感じ始めてから、実際に転塾するまでの期間もまたさまざまです。合わないと感じ始めてから、ほどなく転塾を検討し始める方もいらっしゃいますし、数か月から半年ほど後に転塾に至るという方もいらっしゃいます。
一つ言えることは、もし通われている塾の指導がお子様の特性に合わないのであれば、そこに長く通うことにで得られるものはほとんどありません。むしろ、間違った考え方や悪い学習姿勢が固定してしまう可能性すらあります。これを転塾後に修正するのには時間がかかります。
通われている塾の指導に疑問を感じた時は、まずは塾の担当教師やスタッフに対策を速やかに相談することです。そこで有効な処方箋が提示され、状況が改善に向かえばよいのですが、納得できる解決策が示されないようなときには、他の塾にセカンドオピニオンを求めるといったことを早めに検討した方がよいと思います。現在通っている塾よりも、他塾でのアドバイスが的確であると感じたなら、転塾を視野に入れて、体験授業を受けるなどのアクションを早めにすることがよいと思います。
転塾に関しては、過去にも記事を書いておりますので、併せてお読みいただければと存じます。
→ 転塾について