2024年11月14日
前回の記事はこちら→ 授業報告 5月18日
前回までに学習した工業に関する内容に関するテストを実施しました。
繰り返しテストを行った範囲については全員がほぼ完璧にできていましたが、初めてテストに出題した部分については完璧というわけにはいきませんでした。特にお子様達が苦戦していたのは、前回の記事で取りあげた「工業地帯・工業地域」に関する問題です。
4つの工業地帯、4つの工業地域の名前を漢字で覚え、場所を完璧に覚えるということはなかなかに大変です。以下の三つを完全にクリアしなければなりません。
・8つもの工業地帯と工業地域の名前を漢字で覚えること。
・その8つの工業地帯・工業地域の場所を覚えること。
・どれが工業地帯で、どれが工業地域か、混乱せずに覚えること。
「中京って、地帯だったか、地域だったか?」と悩んでしまうお子様が少なからずいらっしいました。
実は内容を覚えさせるだけであれば、「まず4つの工業地帯だけを完璧に覚えてもらう」→「工業地帯を完璧に覚えた後で工業地域を覚えてもらう」という手順を踏んだ方がはるかに覚えやすくなります。しかしながら、5年次の社会においては、内容を入れる以上に「覚え方」を身につけることの方が重要です。そのために、苦も無く覚えることよりも、苦労して覚える経験を積むことに重きを置いております。簡単に覚えられないものを何とかして覚えるという中で、どうやったら覚えられるかと考えることになります。どうすれば覚えられるかということが身に着けば、内容自体を覚えることはさほど難しいことではありません。
次週、再度同じ範囲をテストで出題します。このテストのための準備を通して「覚えることを覚える」ということが可能になるよう、働きかけていきます。