小5理科　授業報告　10月12日

今回の授業では、前回に引き続き「人体」の「消化・吸収」の単元を扱いました。

今回認識してもらった内容は、「消化液の役割」です。
まず、前回の内容の確認で「消化・吸収」とはどのような作用のことをいうのか、そして「消化・吸収」に関わる臓器はどれなのかを思い出してもらいました。
「“消化”とはなにか、“吸収”とはなにか」と問われると、普段当たり前のように使っている言葉なので、どう答えたら良いのか困ってしまうかもしれません。理科の学習においては、「“消化”は食べ物を体内に吸収できるくらいに細かくすること、“吸収”は細かくした食べ物を血液に乗せること」として認識してもらいました。

今回の授業では、“消化”についてもう一歩踏み込んで、“消化”を行う際には、食べたものを歯で物理的に細かくするのに加え、“消化液”というものを用いて化学的に細かくしているということを説明しました。生徒たちは以前に「気体発生」の内容において、塩酸や水酸化ナトリウム水溶液が金属を溶かすということを扱っています。それを思い出してもらうことで、今回の“消化液”の作用（化学的に細かくしているということ）も認識しやすくなったのではないかと思います。

まだまだ、「人体」において覚えてもらう知識はたくさんあります。認識が難しい内容が少なくありませんが、既知の内容と関連付けるなどして、一つ一つの知識をより認識しやすくできるよう努めていきたいと思います。