前記事はこちら → 授業報告10月5日
本日も前記事に挙げた2種のテストを実施しました。
本日は体験生がいらっしゃいましたが、体験生にとっては「(2)前週までに学習した内容に関する復習テスト」については未習の内容になりますので、テストはできません。これについては、「覚えるべき知識をまとめたプリント」をお渡しし、それを覚えることに時間を充てていただきました。
塾生にとっては、前週実施した復習テストと同じものです。多くのお子様が全問正解することができていましたが、前週から得点があまり伸びていないお子様も数名いらっしゃいました。得点が伸びなかったというお子様の中には「さぼってしまった」という方もいらっしゃいましたし、「しっかりと覚えてきた」というお子様もいらっしゃいました。「さぼってしまった」というお子様につきましては、その状態が続かないのであれば大きな問題ではありません。「しっかり覚えてきた」のに、点数が取れなかったというお子様については、「覚えた」という判断がまだ甘いということです。覚えたかどうかを繰り返しチェックするということが不可欠です。次週のテストに向け、覚える際のチェックの重要性についてお話ししましたので、学習の仕方が変わるかどうか、注視していきます。
(1)「その場で記憶した内容に関するテスト」については、みな少しずつ記録を伸ばしています。
体験生にとっては、授業時に覚える時間を与えられてその場でテストをするという経験は初めてのことですので、要領がつかめず、思うように覚えられなかったと思います。しかしながら、繰り返していけば、覚えるための方法は徐々につかめていきます。次週もこのテストは繰り返し行いますので、そこで記録が伸ばせるよう、集中して記憶に取り組んでもらいます。
授業の後半では、飛鳥時代について説明をしました。
聖徳太子の行ったことを4つ取りあげ、ホワイトボードには項目だけ(たとえば「冠位十二階」)を書き、その詳しい内容について口頭で説明した後に、必要なことをノートにまとめてもらいました。ただ、板書を写すのではなく、説明された内容を反芻しながらまとめるという作業は簡単ではありません。板書を写すだけの作業は簡単ではありますが、それには意味はありません。「写したノートの内容を家で覚える」ために板書の内容をノートに写すと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、覚えるものについては「プリント」をお渡しします。お子様が書いたノートには間違いがあるかもしれないからです。
板書をそのままノートに書き写すのではなく、説明された内容を思い出しながらノートにまとめるということには重要な意味があります。まずノートにまとめるためには、説明をしっかり聞いておくことが不可欠です。そして、聞いた内容を一時的に記憶しておくことも必要です。「話を集中して聴く姿勢を作ること」・「一時記憶のトレーニングを行うこと」などは、この「説明をノートにまとめる」ということの目的の一部です。他にもいくつかの狙いがあるのですが、それについては長くなりますので割愛させていただきます。
授業の最後に、覚えるべき知識をまとめたプリントをお渡しいたしました。この内容を次週の授業で実施するテストに出題します。
プリントの裏面を使って、覚えたかどうかのチェックをすることができます。覚えたかどうかの確認がしっかりと行えているかどうか、次週の授業時に確認をし、必要に応じて行動修正のためのアプローチを行います。