2024年10月9日
授業の前半では計算の練習をしています。
小数の足し算・引き算を学んだ後に、小数の掛け算を学んだことで、両者の間に混乱が見られるお子様もいます。これは乗り越えなければいけない混乱ですので、あせることなく時間をかけて丁寧に解決していきます。
授業の後半では「トリンカ」という、計算式を作るゲームを扱いました。
「トリンカ」は下の写真にあるような四則演算の記号と1から9までの数字が書かれた36枚のカード使って正しい式を作るゲームです。
はじめに3枚ずつのカードを持ってスタートして、山からカードを1枚引いて捨てることを交替で繰り返します。カード引いたときに、自分の手元の4枚のカードを白いフォルダーにはめて、正しい式を作ることで得られるポイントを競うゲームです。
正しい式の例です。
普段の計算練習ではなかなかスムーズにできないお子様も、「×と÷」を「+と-」よりも先に計算することを意識した上で手早く式を作ってくれました。「勉強のために式を作る」のではなく「ゲームに勝つために式を作る」というように目的をずらすことで、無意識にあった「計算は面倒でやりたくない」という感覚を払拭できたようです。こうやって計算に慣れてしまえば、普段の計算練習も進めやすくなるはずです。