2024年12月4日
小4の授業においては、科目を問わず、授業の一環として計算練習や数種のパズルなどを行っています。小5においては授業開始前の時間にパズルをやってもらっています。
パズルは易しいものから始め、徐々に難易度が上がっていくようにしています。最初のうちは、何となく適当にやっていたらできてしまうということもあるのですが、徐々にそれではうまくいかなくなります。論理的思考力はもちろん、問題を解くための様々な工夫、ひらめきなど、受験勉強において必要になるさまざまなことが要求されるようになってきます。
今までのようにうまく進めなくなったときに、この困難な状況であれこれ悩むことを楽しめる生徒もいますが、すぐにあきらめてしまったり、人に頼ろうとしたりする生徒もいます。
あきらめたり、人に頼ろうとしたり……という生徒については、できるかぎり最後までやらせるようにしています。できない理由が精神的な要因(面倒くさい、たいへんだからやりたくない……など)である以上、それは克服してもらわなければならないと考えます。今後の学習においても手間のかかること、時間のかかること、たいへんなことと多々出会うことになります。そのたびに困難から逃げていたのでは成長はありません。時にアドバイスをしたり、時に厳しい言葉をかけたりしつつ、とにかく最後まで解き切るための行動をとってもらうようにしています。
周りの子がパズルが終わってしまっている中、ひとり取り残され、すごくつらい思いをしたりすることもあるかもしれませんが、それを乗り越えることに大きな意味があります。今後もパズルを利用し、思考力はもちろん、精神力にもアプローチしていきます。