小5の社会においては、「どうすれば覚えられるのか」ということを会得することを目標にしています。この目標達成のために授業や確認のためのテストを行っています。
これまでの記事でも書いておりますが、現在、授業においては2種のテストを行っています。
ひとつが「都道府県テスト」。日本地図を見て全国の都道府県名47個をすべて書き、その後に都道府県庁所在地名47個を書いてもらいます。全部で94個。1個4秒少々のペースで答えられれば完答できますが、考え込んだりするようだと全部はできません。コンプリートするのは、集中力の持続も含めて簡単ではありません。
このテストは、繰り返し繰り返し行い、九九のような当たり前の知識にすることを目的にしています。地図を見て「ええと、ここは……」などと考えることなく、瞬間的に答えが出るという状況にすることです。
現在までのところ、完答できたお子様は一名。50点台~60点台のお子様がほとんどです。みな少しずつ得点は伸びています。テストのたびに思い出そうとすることで知識がより確かなものになっていきますので、今後も継続してテストを行っていきます。
もうひとつのテストは授業の復習テストです。授業で説明をされたこと、覚えるように指示されたことについてのテストを毎週行っています。
以下は、本日のテスト問題の一部です。
前回の授業で初めて扱った内容で、4つの工業地帯、4つの工業地域の名前と場所を覚えてくるようにという指示を出しておりましたが、多くのお子様が全問正解できていました。漢字を間違えたり、一ヵ所だけ度忘れしてしまったりというお子様もいらっしゃいましたが、さぼってしまったというお子様はほとんどいませんでした。
能動的に覚えるということに取り組めるようになっていますので、ここからは精度を高めていくことがポイントになってきます。どうすれば精度を高められるのかということについて、状況に合わせてアドバイスをしていきます。
本日は、各工業地帯の特色について説明し、業種別生産高割合のグラフについても注目ポイントを挙げ、区別ができるようにしてくるよう、指示をしました。
次週は本日配付した2枚のプリントの内容についてテストをします。ご家庭においては、特に声掛けなどする必要はございません。自主的・自律的に行動ができるようにアプローチをしていきますので、よろしくお願いいたします。