現在、4年生の授業日には、休憩時間に「立体四目並べ」をやっています。お子様が自主的にやっていることもありますし、教師の側から声をかけてやることもあります。
検索エンジンで「立体四目」と検索していただければ、ゲームのルールや必勝法などが書かれたたくさんのページがありますので、詳しくはそちらを見ていただければと思いますが、論理性・戦略性、空間認識や注意力などさまざまな能力が問われる、よくできたゲームだと思います。
実はゲームを始めたばかりのころは、攻めることばかりに夢中になって、相手の球が3個並んだ王手の状態に気付かない……というようなことが多く、あっという間に勝負がついてしまうことが少なくありませんでした。
このごろはずいぶんと戦略的にゲームを進められるようになっており、簡単には勝負がつかなくなっています。ときにはお子様が教師を負かすようなこともあり、かなり強くなっていると思います。
こういったゲームをやったからといって、すぐにテストの点数が5点、10点とアップするわけではありません。しかしながら、こういったものを通じて鍛えられた能力は、勉強をしていく上での土台・基礎体力となります。
多くの受験生の中には、ごくわずかですが6年生の1年間だけ勉強して、相当な難関中学に合格してしまうという人がいます。こういうお子様は、受験勉強をしている期間は短いのですが、受験勉強スタート前の段階で、「しょっちゅうパズルゲームをやっていた」・「たくさんの本を読んでいた」といったことによって、勉強の下支えとなる能力が十分に育っているのです。能力があるので、短期間の受験勉強でも大きな成果を上げられるのです。
「立体四目並べ」はあくまでも能力を鍛える一つの例に過ぎません。ONEでは、いわゆる勉強以外で能力を鍛えられる素材は教室の周囲に配置して、お子様たちが授業の前後や休憩時間に手に取れるようにしております。