2025年4月4日
春期講習では、毎回割合のプリントに取り組んでもらいました。
ブログをお読みの方の中には「算数の授業では毎回同じようなことをやっているな」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、毎回同じ内容を繰り返しやっています。この毎回同じことをするという行動が、概念の理解のためにはとても大切です。
今後、算数という科目を学んでいく上で、「割合」という概念は、すべての単元に関わってくるといっても過言ではないほど重要な考え方です。「割合」が理解できなければ算数の受験問題を解くことはできません。この「割合」という概念を理解し、当たり前のものとして定着させるためには、基本の繰り返しが欠かせません。当たり前と感じられるようになるまで繰り返す必要があります。また、一度「割合」という抽象概念の理解を体験すれば、これは他の概念の習得においても、大きな力となります。
春期講習の授業時間を使って「割合」の基本となる考え方を繰り返し練習してもらいました。生徒たちにとってはくどく感じてしまうくらい毎回同じ内容を考えてもらっていますが、この「毎回同じ」というところに、意図があることをご理解いただければと存じます。