前回の授業の記事はこちら → 小4国語 2/12 授業報告
2回目の国語の授業となりました。本日は前回よりも多い4名のお子様が参加されました。
前半の授業においては、前回と同様にさまざまなドリルやパズル、計算練習などを行ってもらいましたが、みな集中力があり、前回よりもスピードアップしていました。
今回は前半の授業で取りあげている「記憶練習」について紹介させていただきます。
本日の授業では、以下のプリントを配付し、3分間で記憶してもらいました。
人間がごく短い時間で記憶できる記憶は7±2個などと言わていますが、関東地方の都道府県はちょうど7個。まずは都道府県の名前を覚えてもらい、都道府県の名前を覚えたら県庁所在地を覚えてもらいました。
これは都道府県と県庁所在地を覚えてもらうことを目的にしたエクササイズではありません(もちろん、覚えたら得ではあります)。短時間に集中して覚える練習です。ただ眺めているだけではすべて漢字で覚えるということは難しいかもしれません。声に出してみるということは覚えるために有効になることもありますし、漢字の形は書いてみるのが一番手っ取り早いかもしれません。このあたりは個人差があるので、どのやり方がベストであるなどということは決められません。こういう練習を繰り返す中で、こうすれば覚えるという方法を探ることが重要です。
また「覚えたと思ったのに覚えていなかった」とか「一度しっかり覚えたのに、時間がたったら忘れてしまった」というようなことを経験してもらうことも、この記憶練習の重要なポイントになります。そのようなことは当然起こることであり、悪いことではありません。「忘れたらまた覚えればいい」のです。記憶をすることに対して、ネガティブな感情を持たせないようにするということは大変重要なことです。
後半の授業では、引き続き、イソップ物語の中から3編の文章を読んでもらいました。体験授業受講の4名のお子様がすべて「読書好き」ということで、スムーズに文章を読み、正しく理解をし、ストーリーや教訓について説明をすることができていました。
ひとつ感心したのは、絶対に小学校で習っていない漢字をすらすらと読めることです。
「欲張り」・「怒鳴る」・「怖い」・「戻る」といった言葉に使われている漢字は現段階で習っているものではありませんが、全員が正しく読めていました。これまでの読書の経験の中で知識を得ている、あるいは前後の文脈から的確に読み方を判断できているということです。読書の中でこういう能力が培われていきますので、引き続き、好きな本を貪るように読んでいただければと思っております。
次週はもう少し長い文章を読んでもらう予定です。