東京・三鷹駅から徒歩5分-小学生(中学受験)・中学生(高校受験)対象の少人数制進学塾です。進学教室ONEでは無理なく「やれること」から少しずつ負荷を上げ、受験勉強を通して能力・精神力を鍛えていきます。
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中学受験における過去問について(7)テストに対する慣れ②

中学受験における過去問について(7)テストに対する慣れ②

前回の記事の続きとなります。前記事では、試験では「緊張すること」を大前提としていましたが、もう一つ、緊張に関してわかっておかなければならないことがあります。「本番以外のテストで緊張感が薄れていく」ということです。これについて、書かせていただきます。

テストとして過去問を行うとき、初めは緊張感のある状態で取り組んでくれるケースがほとんどです。しかし、徐々に緊張感は薄れていきます。この状態を放置し、過去問に対する意識が希薄になると、さまざまな弊害が生じます。

・点数が悪くてもほったらかし
・ミスをしても、ただのミスだから大丈夫
・また、つぎの過去問をやればいいや

などなど、とにかく過去問への取り組みが雑になっていきます。この状態のまま本番を迎えると、次のような事態に陥る可能性が生じます。

・過去問をいい加減にやったから実力つかずに終了
・慣れによる緊張感の薄い状態で入試に臨み、ミスだらけで終了
・逆に本番だけ緊張が高まりすぎて終了

この状態になるのは、管理不足が原因です。生徒自身は、悪気があって行動しているわけでなく、人間の特性として慣れが生じていくからなのです。ここを教師側が意図的にコントロールすることが大切になります。緊張感が無い状態で過去問に取り組んでいる生徒を見つけ注意する、また、緊張感が無い状態で過去問に取り組んでいる生徒を見つけても、わざと放置するといったことをします。わざと放置し、添削後の結果でショックを与え、集中できているときとの差を見せることにより、緊張感の薄れに対処していきます。ほかにも色々な方法を、手を変え、品を変えやっています。手抜きをした分だけ結果に跳ね返ってきます。可能な限り、対策を講じていきますので保護者の方もご協力頂けたら嬉しく思います。

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