新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令、そして自粛。もう既に様々な影響を各分野において感じていらっしゃることと存じます。この影響は受験にも及んでいることは多くの方が感じられていることと思います。
今年度の受験がどのように行われるのか、各学校の対応は明らかにはなっていないのが現状です。先日お会いした某私立中高の先生は、「公立中高の動きが決まらないと、こちらとしても明確な指針が出せない」とおっしゃっていました。
進学塾においても、学校の夏休みが短縮された影響で、夏期講習は、例年通りの時間を確保するのに苦慮しているところが多いようです。
ONEでは「例年と同じ対面授業時間の確保を行う」ということを念頭に、今後のスケジュールを考えております。これは、「学習量の確保」という曖昧な文言ではなく、文字通り「対面授業時間の確保」を行ってまいります。どのように確保するかについては、前記事で「夏期講習のスケジュール」を掲げておりますので参照下さい。この方法は良くも悪くも小規模の塾の小回りが利く部分によって可能になると思います。
少し話を戻しますが、コロナ自粛期間中、我々もZOOMによる双方向ライブ授業を行いました。このときに各御家庭から頂いたアンケートについて書かせていただきます。
・普段見られない授業の風景がみられて新鮮だった
・自分の子供がこんなに集中して授業を受けているのを見て驚いた
・思ったより難しいことをやっているのに、子供が理解しノートをまとめられているのが嬉しかった
というご意見とともに、
・双方向とはいえ、レスポンスが悪くやりにくそうだった
・通信が不安定で回線落ちしてしまい授業を受けられないタイミングがあった
・人数が多いとゴチャゴチャしてしまい、スムーズに進行できない時があり気になった
・普通の授業の方が何倍も分かりやすい
等のご意見もありました。
最終的に多くのご家庭から要望されたのが、
・可能な限り早く対面授業の再開をしてほしい
・できる限りの感染対策をして対面授業の再開を希望する
というものでした。思った以上に対面授業を再開する声が多かったことに驚いた次第です。
このようなご要望をふまえ、対面授業をできる限り確保することが重要であることから、夏期に向けて上記の提案をさせて頂きました。
例年と同じ授業時間を確保しておくことができれば、仮に受験の出題に何らかの配慮がなされたにしても、有利になることはあれど、不利になる要素はありません。
先行きに不透明な要因がある以上、可能な限り前倒しでやれることについてはやっておく。そうすれば、仮に後々、再びリモートでの授業を余儀なくされたときには、前倒しでやってきたこと(対面授業で学習した内容)のブラッシュアップに時間を充てることができます。リモート授業は、抽象度の高い内容を新しく学習するというようなシチュエーションには不向きです。
お子様の行動や表情から、理解の度合いを探り、個々にフォローをしていかなければならないような状況においては、リモート授業ではお子様について教師側が得られる情報が少ないために、十分な対応ができなくなる可能性があります。対面授業でなければ学習できないこと、リモート授業でもできることがあることを意識して、極力例年と同じ形で学習できるように、授業時間の設定・指導内容の決定を行ってまいります。
秋から冬になって再びコロナウィルスの感染が拡大し、緊急事態宣言が出され、対面での授業ができなくなるという可能性もゼロではありません。また、季節性のインフルエンザの感染のために、お子様が授業に参加できなくなるというような状況も起こりえます。このような状況下では、早い時期にできることは、可能な限り前倒しでやっておくことが重要だと考えております。
例年よりも多く時間をとることでお子様にご負担のかかる部分もありますが、ご理解をいただければと存じます。
「6・7月体験授業キャンペーン」・「夏期講習キャンペーン」を実施中です(詳細は以下のリンクをご参照下さい。)
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