今年度もまもなく終わりという時期にさしかかってきました。
新中学2,3年生の方は今年一年の学習を振り返り、今後の学習をいかに進めていくべきか、じっくりと考える時期です。
現在の学習状況について振り返る時は、以下の二点について問題がないかどうか、よく考えることが大切だと考えます。
(1) 志望校に対して不足のない内申がとれているか。
(2) 英数国の三科目について、しっかりと学力がついているか。
(1)について、内申が足りないという人は、内申を上げるための準備をしっかりと行っていたかどうかをよく考える必要があります。定期テストの準備、提出物の管理、授業態度……といった点について、意識した行動が取れていたかどうか。もし、意識が低かったということであれば、新学年においては同じことを繰り返さないことです。ただし、意識を高めたからといって、内申は必ずしも上がるとは限りません。特に中3になってから内申を上げるというのは、周囲にも同じことを考えている人が少なからずいることもあり、なかなかに難しいと言えます。一般入試に備え、3科目の学力向上をメインに学習を進めることを検討した方がよいかもしれません。
自分の行きたいと思っている高校を受験するのに問題のない内申点が取れている人は、これまで同様のペースで学校の授業やテストに臨めばいいということになります。
(2)については、学校の定期テストだけではなかなか把握できません。学校の定期テストは試験範囲が限られているので、直前の準備を万全に行えば点数が取れます。しかし、点数が取れていても、それは直前の学習の短期的な成果であって、学力そのものがついていないということは珍しくありません。
推薦入試を目指すのならともかく、一般入試を受けることを前提に考えるのなら、内申だけでは合格は不可能です。私立高校ならば英数国の3科目、都立高校ならば理社を含めた5科目(とは言え、あくまでメインは3科目)の学力をつけておくことが重要です。学校の定期テストに向けた勉強とは別に、受験に対応した学習を積み重ねておく必要があります。そういった学習ができているかどうか、振り返ってみる必要があります。
もし、現状の学習に問題があるのであれば、新学年における学習について、具体的に方針を見直す必要があるでしょう。
たとえば、塾に通っている場合、その塾で学習しているのは「内申対策」なのか「受験に向けた学力補強」なのか。そして、たとえば塾で「内申対策」を行っているのに内申が良くならないというような場合、このままの学習を続けていると「内申は上がらない」ので、希望する学校への推薦はとれず、また「受験に向けた学力補強」はやっていないので、一般入試への対応はできていないという状況に陥る危険性があります。学年や本人の学力特性などにもよりますが、この場合、内申対策中心の学習から、一般入試に向けた学力強化に舵を切った方がよいかもしれません。
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