2024年11月30日
小4の授業で扱う文章について、ハードルを上げたということを前記事で書きました。
→(前記事) 小4国語 5年生になる準備
これまで通り、前向きな気持ちで文章を読んでくれればよいのですが、あまりに文章が難しければネガティブな気分になってしまう可能性もあります。ハードルを上げるといっても、一気に上げ過ぎてはいけないのです。
つい先日、保護者の方から「お子様に『文章を読んで』と言われます」というメールをいただきました。お子様が文章を読んで面白かったので、保護者の方にも同じ体験を共有してほしいと思ったのでしょう。文章のレベルが上がってもポジティブに文章を読めているということで、素晴らしいことだと思います。
お子様が文章を読んだ際に、その文章に心を動かし、何かしら語ろうとしているときには、保護者の方にはおつきあいいただければと存じます。
保護者の方が文章を読み終えた後に、その内容についてお子様とお話をする。あるいは、お子様に「どんな話だったの?」と聞くこともいいと思います。
お子様は文章の内容を話そうとするでしょうが、一度通読したからといってその内容をすらすらと話せるわけではありません。その場合、もう一度、文章を読んでみようと思うかもしれません。話をしようと頭の中を整理しようとしているうちに、何となく理解できたと思っていた内容がもやもやとしたものであったことに気づき、徐々にクリアになっていく可能性もあります。「文章を読んだ後にその内容について話す」ということにはたいへん大きな意味があると考えています。