今週の小5社会の授業では、「公害」と「過密・過疎」に関するチェックテストを行いました。
内容的にはほぼ全員が完璧に覚えてきていました。きちんと内容を理解して覚えていたので、「過疎とはどういうことですか」というような記述についても、しっかりと書けていました。
ただし、テスト自体は満点にならない生徒が数名います。漢字を間違えるからです。
この漢字を間違えるということは、「ごくごくたまに……」という程度であれば問題はないのですが、頻繁に起きるようであれば、修正のために普段から意識してほしいことがあります。
それは普段から文字を丁寧に書くということです。誤字や脱字の多い人は、文字が雑であることがほとんどです。テストの時だけ丁寧に書くというのではなく、日常の中で文字を書くときは、常に丁寧に書くことを意識することが必要です。これについては、ONEではことあるごとに注意を促し、時には書き直しをさせるということもします。
毎回丁寧に書くことを意識するのは面倒だと思う生徒もいるでしょうし、人に見せるものではないノートなどは雑でも構わないのではないかと思う生徒もいるでしょう。しかし、しばらくの間、毎回意識して丁寧に書いていれば、やがてそれが当たり前になり、特に丁寧に書こうと思わなくてもしっかりと読みやすい字を書けるようになります。
文字を丁寧に書くようになることは、単に書き間違えを防ぐだけではなく、他にも様々な効果を生み出します。長くなりますので、詳しくは述べませんが、いろいろなことが丁寧にできるようになることは確かです。
上記のことと重なる要素もあるのですが、「漢字で書ける言葉は漢字で書く」ということも意識してほしいことの一つです。漢字で書ける言葉をひらがなで書くのは、たいていが「面倒くさい」からです。「面倒くさい」からということで、手間や時間がかかることを避けるということは、成長にとって大きなマイナスです。
勉強に限らず、何事かに熟達しようと思うのであれば、たいへんな練習・努力を避けて通ることはできません。「面倒くさい」ことの連続と言ってもいいでしょう。たとえば漢字を一つ覚えたからと言って、すぐに飛躍的に何かができるようになるわけではありません。しかし、その一つ一つを「成果が見えないから」・「面倒だから」といって避けていたのでは、何事も身につかなくなってしまいます。
「文字を丁寧に書くこと」・「漢字で書ける言葉は漢字で書くこと」。これらは非常に重要なことなので、この部分については修正されるまで、繰り返し注意をしていきます。