小5　社会　短期記憶と反復

先週から、各地方のまとめの学習に入りました。これまでに学んできた農業・漁業・工業の知識を地方ごとに確認していきます。

先週は「北海道・東北地方」について学習しました。まずは覚えるべき事項が印刷された北海道・東北の地図を配付し、テストをするので5分間で覚えるように指示をしました。書いてもいいし、口に出して覚えてもいいし、眺めるだけでもいい。とにかく5分間で覚えてもらいました。みな集中して覚えています。

あっという間に5分が経過。「もう少しだけ時間が欲しい」とのことで、2分間覚えるための時間を延長した後に白地図を配付し、覚えたことをすべて記入してもらうというテストをしました。

多くの生徒が満点を取れていました。

今週の授業では、予告なく前週覚えてもらった内容を覚えているかどうかの確認のテストをしました。テストをすると予告をしなかったにも関わらず、半数ほどの生徒は復習をしており、ほぼパーフェクトにできていました。あとの半数ほどの生徒は、先週やった記憶はあり、覚えている部分はあるものの、半分ほどは忘れてしまっていました。

人間は忘れます。一度やっただけで知識が長期にわたって頭の中に残るということは、通常は難しいことです。短期記憶は反復をしなければ消えてしまいます。テストができなかった生徒は、一度覚えても、放っておけば忘れてしまうということを実感できたのではないかと思います。

次回、もう一度、同じテストを行う旨を予告しました。しばらくは、授業において、短い時間に集中して短期の記憶をする訓練を行いつつ、覚えたことを一週間で定着させてくるという行動を意識して学習を進めてもらいます。