2024年12月20日
植木算に続いて、小4の算数では小数の計算の単元に入りました。
初回は小数の足し算のみを扱いました。小数の足し算のポイントは小数点を揃えて計算をすることです。これを意識してもらうために必ず筆算で計算してもらうようにしました。また小数同士だけではなく、整数と小数の足し算も行ない、整数にも小数点が隠れていることを確認してもらいました。小数の足し算は、すでに小学校でも扱っていたようで生徒全員、問題なくできていました。
足し算の後は、小数の掛け算を扱っています。小数の足し算と掛け算では従うべきルールが異なるため、やるべき動作が違ってきます。足し算とは異なり小数の掛け算の筆算では小数点を揃える必要がありません。これは理屈を考えれば当然なのですが、先に足し算を習っているため、理屈を考えないで掛け算でも小数点を揃えて書いてしまう生徒がいます。これは計算間違いの原因になりますので修正する必要があります。小数の掛け算については今後も確認していきます。
小数の掛け算について習熟できた段階からは、足し算と掛け算を混ぜて演習させる予定です。2種類の問題が混ざるとどちらのルールを使えばよいのか迷いが生じます。それぞれの計算規則のどちらを適用するかを適切に判断することが必要になり、最初は混乱すると思いますが、混乱するたびにルールを確認することを繰り返すことで確実な計算力を身に着けてもらいたいと思っています。