2025年1月14日
今回から「血液の循環」を扱いました。前回までの「消化・吸収」と同じく、「細胞が活動していくために行うこと」ではありますが、その本質は違います。「消化・吸収」と「呼吸」は「細胞が活動していくのに必要なものを体に取り入れること」であるのに対し、「血液の循環」は「その必要なものを細胞1つ1つに届けること」です。本当は不要なものや不純物も運ぶのですが、まずは「消化・吸収」との繋がりと「必要なものを届けるために体中を血液が循環していること」をおさえてもらうためにあえて情報を伏せた形で教えました。
上記の2つのことをしっかりと理解したうえで、「体全体での血液循環」と「心臓まわりの血液の流れ」を続けて説明しました。ここで重要なのは「血液」の話をしているのか、「血管」の話をしているのかをはっきりと区別し、理解することです。動脈と静脈、動脈血と静脈血のように名前が似ていたり、肺動脈は動脈で静脈血が流れるなど、混乱する点が多いですが、「血管」と「血液」を明確に区別、分類わけをすることで混乱することなく認識ができます。なので、授業内ではこの違いを何回も説明し、生徒にはその都度ノートにまとめてもらいました。みな、授業終わりごろには、しっかりと理解していました。この内容についてはさらに確実に定着できるよう努めていきます。そのため、授業の進行が遅く感じてしまうかもしれませんが御了承ください。