2025年5月17日
転塾希望の方からの問い合わせは、5年生の中盤から6年生の4月くらいまであります。転塾を検討されるのは、ある程度塾に通ったが、「期待すること」と乖離した状況にあるからだと思います。ここで重要なのは転塾が吉となるか凶となるかは、「期待すること」が転塾先に存在するかどうかということです。これを確認せず転塾することはデメリットの方が大きく、むしろ転塾しない方が、最終結果が良くなる可能性を持っているのです。つまり、「期待すること」を明確にし、そのうえで転塾先を選定していくことが重要となります。
ここで「期待すること」と簡単に言っていますが、いくつか例示したいと思います。
「期待すること」
①合格させてほしい
②勉強をできるようにしてほしい
③学習習慣を身に着けてほしい
④自律的に行動してほしい
⑤宿題をやれるようにしてほしい
⑥親の手助けなしで学習してほしい
などがあります。上記いずれも、実現のためには子供が何かを身に着けていかなければいけません。これを身に着けさせるものが「塾」に存在しているかが塾選定に重要な要素となります。候補となる転塾先で、まずは保護者面談があると思います。この時に「期待すること」に対し、塾側がどのようなアプローチをしてくれるのかメリット・デメリットを交え提案をしてもらえると思います。これらの提案を踏まえ、最も納得した塾に通われることをお勧めしております。また、これは転塾に限ったことでなく、初めて塾に通われる方も同様かと思います。塾選びは非常に大切な第一歩なので慎重に行っていただけたらと思います。
次回は、転塾について②「時期はいつまで」を予定しております。