2024年10月7日
小学5年生の算数では,10月から速さの分野を扱っています。速さの分野では,(速さ)と(時間)と(距離)の関係を考えることになります。それゆえ速さについては,(距離)=(速さ)×(時間)であるとか,(時間)=(距離)÷(速さ)であるといったことを公式のように覚えて,この式に数を当てはめて考える方法もあります。しかし,このように速さを把握してしまうと目先の単純な問題を解くことはできますが,複雑な問題に対して,考えるための手掛かりが無いため,難易度が上がると途端に対処できなくなってしまいます。
このような状況にならないようにONEでは、「速さ」を「割合」と同様に「日本語の文章を省略して記号に表した」単元として取り扱っています。「速さ」を日本語の文章としてとらえることで,この文章を出発点にして自分で考えることができます。これは公式のように覚える方法と比べると,時間がかかるように思えるかもしれませんが,ONEでは5年生の初めから「割合」の分野で文章を使って考える練習をしていますので,「速さ」はその復習にあたり,「割合」理解した生徒は短時間で「速さ」をマスターすることができます。
また、同時進行で「分数の計算」のような道具として扱うものの演習も行っています。今後、混乱する生徒が出ないように、丁寧に演習をしていく予定です。