夏期講習が始まりました。例年5年生の講習は8月のみなのですが、今年に関してはコロナウィルスの感染拡大の状況によっては再び対面での授業ができなく可能性もゼロではなく、今やれることはできるだけ早め早めにやっておきたいということで、7月22日から夏期講習をスタートさせていただきました。
5年生の社会については、この間に3回の授業を実施いたしました。
前回の記事はこちら→ 7/15授業報告『白地図』
前記事に書きました通り、現在はこれまで「日本の農業」・「漁業」・「工業」といった形で系統的に学習してきた内容を白地図を利用して地域ごとに記憶を整理していくことに取り組んでもらっています。
授業内においては、覚えるべき事項を白地図にまとめ、それをしっかりと覚えたら、確認のために何も記入されていない白地図に自分の覚えた知識をすべて記入していくということをしてもらっています。
前記事に書きましたが、一対一対応で「地名」と「特徴」を覚えるだけでなく、「地図上の位置」までを覚えるということはなかなかに大変で、最初はかなり苦戦していました。
7月30日の授業では、北海道・東北・関東と学習を進め、関東地方に関するテストを行いました。テストと言っても一般的な社会のテストとは異なり、ただ何も記入されていない白地図を配付し、そこに覚えてきた内容を全て書いてもらうというものです。
この日のテストでは、それまでに比べ記憶の精度が大きくアップした生徒が多くいました。テスト直前の休憩時間に慌てて復習・確認ということは禁止にしております(それだと単なる一時記憶でテストができてしまいます)ので、覚えたことかどうかの確認を家庭学習においてしっかりと行い、「覚えた」という判断が適切にできたのでしょう。これを継続し、「覚える」・「記憶する」という行動の精度をアップしてもらえればと思います。
記憶の仕方がよくなれば、社会だけでなく、他科目の学習にも大きなプラスになります。引き続き、「覚える」・「記憶する」ということを覚えてもらうためにアプローチをしていきます。