「中1のときには英語は点数が取れていたのに、中2になって徐々に点数が下がっていき、2学期になると授業の理解も覚束なくなった」という中学生は少なからずいます。授業進度の早い私立中生の場合は、もう中1の後半あたりでこのような状況に陥ることも珍しくないでしょう。
なぜ、こうなってしまうのか?
初学の段階では、英語の授業で扱う文や単語の種類は限られていますので、理屈(文法)をしっかり理解していなくても、単語や英文を一対一対応で丸暗記に近い形で覚えてしまえば、問題のない点数を取ることは可能です。しかしながら、学習が進み、複雑な組み立ての文が扱われるようになったり、扱う単語の数が多くなったりする中で、一対一対応で覚えるだけでは処理しきれない状況が生じるのです。
たとえば、「不定詞」の単元でつまづく中学生は少なからずいます。「不定詞」でつまづいたからと言って、あわてて不定詞の学習をし、演習をしても思うように成果が出ないという状況になることが少なくありません。なぜ、こうなるのか? 「不定詞」の単元になって急に勉強をさぼり始めたから……ということであれば「不定詞」の学習をすればよいでしょう。しかし、そういうケースはまれです。「不定詞」の単元を手当てしただけではうまくいかないことの方が多いと思われます。
実はこのような状況になるのは、「不定詞」を理解するために、あらかじめ理解しおかなければいけない文法事項を身につけていないことが原因である可能性が高いです。この場合は不定詞の学習をする以前にやらなければいけないことがあります。
ONEでは学年を問わず、「学校の英語の授業がわからなくなった」・「点数が全く取れなくなった」というお子様には、スタート段階でしっかりと身につけておくべき「基本」の学習から始めてもらっています。何が「基本」であるかということについてはここでは述べませんが、この「基本」を身につけることなしに、中2,3で学習するような複雑な英文を読んだり、書いたりすることはできないのです。
英語学習にお困りの方は、お気軽にご相談いただければと存じます。体験授業の受講につきましても、随時受け付けております。