6月末に、今年ONEを卒業した中1生の保護者の方と面談をさせていただきました。
「学校の英語の内容の理解ができていないようで心配」というご相談の内容でした。
5月に実施した中間テストの問題をご持参いただいたのですが、「入学してからのわずか一ヶ月ちょっとでこれだけの内容を学習しているのか?」と思われる内容でした。
be動詞、一般動詞の文をともに扱っており、さらに助動詞canや疑問詞を含む疑問文なども出題されています。中学入学前に英語の学習をある程度積んでいるお子様ならともかく、英語には小学校の授業で触れた程度で、本格的に学習をするのは中学に入学してからというお子様にとっては、かなりハードなテストでした。
文法事項についてしっかりと説明をし、理解をしたうえで演習を積み、習熟した後に次の単元に進んでいくという形の授業ではないようです。新しく出てきたものを理解できていなくても丸のみできてしまうというお子様はともかく、消化吸収に時間がかかるタイプのお子様だと、混乱を生じる可能性が高いのではないかと思われます。
「このままだと授業が全くわからなくなってしまう可能性が高いため、文法を一から学習していきたい」ということで、体験授業の受講を希望されました。その後、体験授業をお受けいただき、文法のスタートから学習を始めました。スムーズに理解できたとのことで、引き続き受講されるということになりました。
しばらく前にやはり英語の学習相談におみえになられた中1の卒業生の保護者の方にもテスト問題を見せていただきましたが、同様に初学者にこのペースで授業をしていったら混乱を生じる可能性が少なからずあると思われる内容でした。
学校の授業のペースにうまく乗っかっていけていれば問題はないのですが、「授業が分からない」・「テストで全く点数がとれない」というような状況がありましたら、お早めにご相談いただければと存じます。