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中学受験と高校受験の偏差値

「〇〇中学・高校は、高校は偏差値が高いけど、中学は偏差値が低いので、中学で入るのが得」・「高校からレベルの高い子が入学してくるので、中学から入学した子は授業についていけなくなる」といった話を聞くことがあります。

たとえば四谷大塚や日能研の偏差値表で、偏差値が40ぐらいの学校は、高校受験の偏差値表だと60ぐらいの位置になっていることが多いです。単純にこの数字だけを見ると、「中学で入るのは簡単で、高校で入るのは難しい」と考えてしまうかもしれません。

しかしながら、このような見方は正しくありません。中学受験と高校受験の偏差値を、比べること自体に無理があります。

まず、中学受験における偏差値50という数値について説明させていただきます。
偏差値50と聞くと、平均とか真ん中というイメージを持たれる方が多いと思います。そのため、「小学校で平均的な学力レベルにいる子は偏差値50ぐらいの学校に合格できる」などと考えてしまいがちなのですが、これは完全な間違いです。

中学受験をする生徒というのは、小学生全体の中の何%程度でしょうか。地域による格差はかなりあるのですが、最も比率の高い東京都の場合でも20%程度。偏差値50というのは、この20%程度の受験をする生徒の中の平均ということになります。

この20%の受験をする生徒たちは、ほぼ全員が受験のために進学塾に通い、塾通いをしない小学生では考えられないような学習を行っています。小学生全体の中では相当に上位の学力を持った集団と考えられるでしょう。偏差値50というのは、この「小学生全体の中では相当に上位の学力を持った集団」の中の平均的学力を示す数値なのであって、平均的な学力の小学生のレベルとは大きく異なります。

一方、高校受験の偏差値50というのは、公立中学に通うほぼすべての中学生の平均的な学力と考えてよいでしょう。私立中学に進学した同学年の生徒は含まれていません。

中学受験の偏差値50=受験を目指し塾に通う20%の生徒の平均
高校受験の偏差値50=公立中生の平均(私立に行った同学年の上位生は含まれない)

要するに、偏差値50といっても、中学受験と高校受験ではテストの母集団が異なる以上、同列に並べられるようなものではないのです。四谷大塚や日能研の偏差値表で偏差値40前後の学校が高校受験の偏差値表で60前後になっている理由はここにあります。

したがって、この記事の冒頭に述べたような見方は必ずしも正しいとは言えないのです。

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