2024年12月20日
学習相談におみえになる方から「中学受験をするかどうかまだ決めていないが、この状態で塾に通うことはできますか」というご質問を受けることがあります。
結論を先に言えば、基本的には通塾することに支障はありません。さすがに6年生になると学習の量や質の負荷が大きいので、「受験をする」というはっきりとした意識がないと通い続けることは難しいとは言えます。しかしながら、4年生~5年生の間でであれば、時間的な負担はそこまで大きくはありませんので、受験をするか否かに関わらず学習をしていくことは可能です。お子様の学習への取り組み姿勢をみること、そしてお子様を通わせたい魅力的な学校を見つけること。この二つを並行して進め、5年生の中盤から終盤の時期までに受験をするか否かの決定をするということで学習をスタートしてもよいと思います。仮に受験をしないという決断をした場合でも、そこまでの学習は、内容的にも姿勢作りという意味においてもプラスになります。
お子様が受験勉強をやれるかどうか不安だという方がいらっしゃいます。確かに受験勉強は小学生にとっては多少の無理を伴うものであり、たいへんな思いをする場面もあります。お子様がはたしてそんな学習をできるのだろうかと不安に思われる気持ちになるのは自然だと思います。しかし、お子様は学習を通して成長していくことができます。日々の学習の中で、小さな課題を一つずつクリアしていくことで、頭や心が鍛えられていきますので、お子様の成長を信じていただければと思います。