過去問について連続記事を書かせていただいており、まだ記事の途中なのですが、本日は「模試(合否判定テスト)」について書かせていただきます。模試の意味・位置づけがわかると、過去問を扱う際のひとつの重要な意義が浮かび上がってきますので、この機会に触れておきたいと思います。
多くの保護者の方が「模試」を重要な指標と考えておられると思います。しかし申し訳ないのですがONEにおいては、さして大きな判断材料となりうるとは考えておりません。このことについて順を追ってお話させて頂きます。
①誰を対象としたテストであるか。
②保護者として結果をどう受け取るべきか。
③外部テストをどのように利用するべきか。
①誰を対象としたテストであるか。
志望校は人によって様々です。これは、志望校の入試問題において、難易度の違い、同レベルにあっても問われていることの方向性や問題量など、様々な違いが存在することを示しています。つまり、この多様性において、一つのテストで結果を推し量ろうとすることには限界があるということです。
ONEスタッフにも、外部テストの難易度設定がどこをターゲットにしているのか正直分かりません。しいていうなら
「易から難まで万遍なく出題」
「易しめの出題は、入試頻出問題を、そのままに近い状態で出題」
「難しめの出題は頻出問題をいじって出題」
「難しめの出題はマニアックな問題を出題」
しているという感想を持ちます。
細かな分析をした内容を書くのは紙面上厳しいのでご容赦下さい。「難しめの出題は頻出問題をいじって出題」において、このいじり方が志望校の特性と合致するかどうかは運です。この部分においても指標として結果を受け取ることが難しくなる理由とお考えいただければと思います。しかし、外部テストに関して、このような特性は仕方が無いことだと思います。だからこそ、この特性を理解したうえでテストを受けるべきですし、結果を受け取るべきだと考えます。
長くなりましたので、続きは次の記事にて書かせていただきます。