4年生の教室にはいくつかのパズルゲーム、オセロや将棋、ちょっとした書籍などが置いてあります。生徒たちは早めに塾に来た時などにそれらを使って楽しんでいます。
最近、4年生の生徒の間では立体四目並べが人気です(下の写真)。
五目並べの立体バージョンです。「立体四目並べ」でネット検索していただければ、ゲームのルールなどが書かれたページがございますので、ご興味がございましたら、ご参照下さい。
ゲームをやり始めた最初のうちは、リーチがかかっているのに気づかず、あっという間に勝負が終わってしまうということの連続でしたが、いつの間にやら相当に上達しています。
教師に勝負を挑み、時には生徒が教師を負かすという場面も見られるようになりました。パズルゲームが得意になったところで、直接的に勉強に役立つわけではないのですが、こういう遊びを通じて身につく能力というものがあります。強制されたわけでもなく、自分から積極的にやって身についたことには、大きな価値があります。こうやって身についた能力は、勉強していく際の土台・基礎体力となります。
子どもに読んでほしい本、やってほしいゲームやパズルといったものは、「これを読みなさい」・「やりなさい」などと強制するのではなく、置いておくだけで良いと思います。強制されて仕方なくやったことで得るものよりも、自分でやりたくてやったことで得るものの方が大きなものとなります。
また、人が楽しくやっているものを見ると、自分もやってみたくなるというのが人の常です。誰かがパズルやゲームをして楽しんでいれば自分もやってみたくなりますし、また誰かが夢中で本やマンガを楽しそうに読んでいれば、それが気になって自分も読んでみたくなるものです。お子様にパズルをやらせたい、本を読んでほしいと思った時は、保護者の方がパズルを楽しみ、読書を楽しんでいる姿をお子様に見せるというのが最も効果的ではないかと思います。