2024年12月20日
現在、5年生の理科では「燃焼」の単元を扱っております。5年生になってからはずっと生物の単元を扱ってきましたが、これから夏期講習までの期間では化学の単元を扱っていきます。化学の単元の第一歩として「燃焼」を扱っていきます。
「燃焼とは?」という問いから始まり、「燃焼とは?」という問いに終わる授業を行っていきます。ここで注意しなければならないことは「燃焼とは?」という問いに対して「ものが燃えること」としてはならないことです。それは同義の言葉に言い換えたにすぎず、何かしら新しい知見を得られたわけでもなく、認識が深まったわけでもなく、何かしらの問題解決ができたわけでもありません。しかしながら最初の段階では、生徒のほとんどが「燃焼とは?」という問いを投げかけられたときに「ものが燃えること」と答えていました。なぜその答えでは何も解決しないのかを明確に伝えた上で、生徒たちが実感を持てるような形で「燃焼」について説明し、「燃焼とは?」と聞かれたときに生徒一人一人が納得して答えられるようになることを目的に授業を行っていきます。