小5社会　授業報告　5/26

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今回も「都道府県テスト」および「授業の確認テスト」の2種のテストを実施しました。

都道府県テストに関しては、先週から今週にかけて飛躍的に得点が伸びたお子様がいらっしゃいました。みな少しずつ得点が伸びています。実はこのテストにおいては、テスト自体が記憶をより確かなものにする勉強の役割を果たしています。記憶というものは思い出すことによって確かなものとなっていきます。テストは思い出す機会なので、テストを通じて記憶の定着度が高まります。今週思い出すのに10秒かかった事柄が、翌週は3秒で思い出せるというようになるかもしれません。
実は家で毎日のようにテストをすれば、一週間で飛躍的に記録を伸ばすことができます。今週、得点を大きく伸ばしたお子様は「家で特訓した」とおっっしゃっていましたが、おそらくテスト形式で思い出す訓練を繰り返したのではないかと思います。
「覚えているかどうかをテストをする→忘れていた時はすぐに答えを確認する→もう一度最初からテストをする」ということを繰り返すことがポイントになります。この方法による学習は、記憶の学習全般に有効な方法です。

授業の復習テストについては、今週はさほど覚えるのがたいへんな内容ではありませんでしたので、比較的よくできているお子様が多かったのですが、来週のテストに関しては少々大変です。
本日の授業において、４つの工業地帯・４つの工業地域について、「どの都道府県にあるのか」・「主な工業都市とさかんな産業」について確認・説明をし、これを表にまとめてもらいました（下の画像）。

この表をゼロから完成させるというのが次週のテストになります。
ただ、プリントを眺めているだけでは覚えきれるものではありません。「声に出して覚える」・「書いて覚える」というのも有効なアプローチですが、最も有効なのは前述の「テストを繰り返す」という学習です。「とりあえず一通り覚えたかな？」というような状態でテストを実施し、忘れてしまったものがあったらすぐに答えを確認し、覚えたと思ったら再度最初からテスト……これを繰り返す。お子様が自宅で学習をする際に、覚えたかどうかの確認を繰り返しているようであれば、「どうすれば覚えられるか」を理解した行動がとれているということです。

自律的に行動をできるようになることが重要なので、ご家庭において特に声掛けをする必要はありません。もし、どうしても「歯がゆくて見ていられない」というようなことがございましたら、この記事をお子様に読ませていただければと存じます。